こんにちは。院長の伊藤です。
暦のうえでは春を迎え、少しずつ暖かくなってくると体も心もホッとします。でも、そんなタイミングで悩みの種が芽生えてくる方もいるでしょう。花粉症に悩んでいる方々です。2021年の花粉飛散量は、過去10年の平均花粉飛散量と比較すると、例年より少ないものの2020年春よりは多く、大半の地域で、花粉飛散量がシーズンを通して2,000個/㎠(とても多いレベル)を超える見込みだそうです。最近は高齢者の花粉症も増えていますが、高齢者の花粉症には注意が必要なのです!
花粉症が口呼吸を引き起こす
花粉症は、目がかゆくなったり鼻が詰まったりする症状がよく知られています。これだけでもとても辛いですよね。さらに鼻が詰まることで口呼吸になってしまいます。この口呼吸がさらにさまざまな問題を引き起こすのです。
口呼吸で乾燥した空気や雑菌、ウイルスが口や肺に直接入り込んでしまいます。これがドライマウスや歯周病になるだけでなく、花粉症で免疫力が低下していることも手伝って、さまざまな病気を引き起こしてしまう可能性も高くなるのです。
高齢者が全身疾患を発症したりすると、生命にかかわる事態になることも少なくありませんから、花粉症は仕方がないと放置しておくわけにはいきません。
お口の乾燥を防ぐ!
花粉症で口呼吸になってしまっている場合は、まずはお口の乾燥を防ぎましょう。口腔ケアの際には当然、口腔保湿剤を使ってお口のなかを潤しますが、普段以上にしっかりと保湿剤を塗布するようにします。
さらに、ケアのとき以外にも手軽にお口を潤すことのできるスプレータイプの保湿剤を活用するとよいでしょう。
粘膜を守って病気を防ぐ?
保湿剤でお口を潤すだけでなく、鼻、口、のどなど全身の粘膜をケアすることも大切です。粘膜ケアのための4つのポイントを紹介しましょう。




唾液腺マッサージを行う

また、お口の乾燥を防ぐには、唾液の分泌を活発にする、という方法もあります。高齢になると唾液の分泌量が減少しがちですが、唾液腺をマッサージすることで唾液の分泌を促すことができます。
耳下腺、顎下腺、舌下腺といった3箇所の大きな唾液腺をマッサージしましょう。耳下腺は手のひらで、顎下腺は人差し指、中指、薬指の指先で、舌下腺は親指で刺激します。
アイデンタルクリニック
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